【テーマ】
『百年先も続く、持続可能な農業のありかた』
【要 旨】
普段口にしている野菜のこと、農業のことを考えたことがあるだろうか。現代農業は、農薬や化学肥料などの外部資材への依存度を強めており、環境への負荷は確実に積み重なっている。今の低コストは、持続可能性を放棄することで実現されていると小野氏は言う。確かに、農薬や化学肥料に頼らない農業を志す人は多い。しかし、多くの人がそれをあきらめてしまう。それは、きつくて報われない、販路がない、という理由である。坂ノ途中が目指しているのは、「環境負荷の小さい農業を実践する農業者を増やす」こと。それを通じ、農業を持続可能なものにしたい、ひいては持続可能な社会にたどり着きたいと考えておられる。今回は同氏に、百年先も続く農業ビジネスについて、同社の取組みの事例も交えてご講話いただく。
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