インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場
◆講演日:9月5日(火) 19:00〜
当講演会は講演90分、質疑応答30分を予定しています。

 〜トップアナリストが日本経済の今後を切る!〜
野崎 浩成 (のざき ひろなり)氏
京都文教大学 総合社会学部 教授(元シティグループ証券マネジングディレクター)

【テーマ】
『金融経済の不確実性と展望』

【要 旨】
デフレ脱却を目指すアベノミクスの貢献もあり、昨今日本経済は徐々に成長、回復の兆しを見せる一方、17年もOECDが経済成長率を1.2%へ上方修正するなど、世界経済も低位ながらも、安定的な成長を見込む見方が多い。しかし、イギリスが離脱表明したEUやトランプ氏が大統領就任したアメリカの動向、中東問題やロシア・中国の動きも含め、国際情勢はリスクを多分に孕んでいる。日銀の金融緩和政策の行方や金融機関の組織再偏等の内情含め、日本企業は国内外の政治・経済動向を注視しなければ大きな損害を被る可能性がある。今回、シティグループ証券のアナリストとして「日経アナリストランキング」で11年連続トップの評価でご活躍され、現在大学にて教鞭を振るう同氏を招聘。日本および世界が直面している問題の背景を独自の視点から分析した上で、金融経済のリスクと今後の展望についての知見をご披露いただく。

略歴 埼玉県出身、53歳。
1986年慶應義塾大学経済学部卒。1991年エール大学経営大学院修了。博士(政策研究、千葉商大)。
あさひ銀行、ABNアムロ証券、HSBC証券、シティグループ証券マネジングディレクター(千葉商科大学大学院客員教授兼任)などを経て2015年4月より現職。2015年には金融審議会専門委員を歴任。
前職では、銀行部門のアナリストとして活躍、日経アナリストランキングでは同部門で11年連続1位、世界的な金融誌であるインスティテューショナル・インベスター誌が実施する世界の投資家へのアンケート調査でも10年連続1位を獲得するなど、この分野の第一人者。
近著では、「銀行のグループ経営」(金融財政事情研究会)、「超一流アナリストの技法」(日本実業出版社)、「成長神話という煩悩からいかにして金融は解脱すべきか」(ディスカヴァートゥエンティワン)をはじめ著作多数。
現在は京都に住み、趣味である神社仏閣探訪と仏像鑑賞を楽しむ。
著書 銀行のグループ経営 (金融財政事情研究会)
超一流アナリストの技法 (日本実業出版社)
成長神話という煩悩からいかにして金融は解脱すべきか (ディスカヴァートゥエンティワン)