インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場
◆講演日:2011年12月15日(木) 19:00〜
 グローバル競争時代のスピード決定を身につけよ!

●吉川 良三 (よしかわ りょうぞう)氏
東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター 特任研究員・元サムスン電子常務

【テーマ】
「サムスンの決定はなぜ世界一速いのか」〜グローバル時代の大競争に打ち勝つために〜

【要 旨】
2000年以降グローバル化がより進展する中で、企業競争は「負ければ次が無いトーナメント戦」に例えられ、環境変化に対応した新たな戦い方をするためには「意思決定の速さ」が何より重要になる。いまや薄型テレビのみならず、20品目以上で世界のトップシェアを誇るサムスン電子の成長も、93年の李健煕会長の“妻と子供以外はすべて取り換える”と言った「フランクフルト宣言」を受けての「3PI運動」による迅速な意思決定と効率化が鍵になったと言われている。本講演ではサムスン電子の常務を10年間務める中で、この活動に関わった吉川氏よりサムスンの強さの秘訣と日本企業が学ぶべき点についてご講話頂く。

略歴 1963年日立製作所入社 CAD/CAMの開発に従事、
1989年NKK(現JFEホールディング)エレクトロニクス本部開発部長、
1994年韓国三星電子 常務取締役 開発革新の推進に従事
2004年東京大学大学院経済学研究科 ものづくり経営研究センター特任研究員。
日韓IT経営協会会長(2006年〜)、
東京設計管理研究会 学術会員(2007年)、
立命館大学大学院 イノベーションセンター客員研究員 (2008年〜)、
埼玉大学大学院情報処理研究科 非常勤講師(2009年〜)
著書 「神風(シンパラム)がわく韓国(クニ)」 (2001年 白日社)
「シンパラムハング カミカゼイルボン」(2001年 韓国 ダラクイン社)
「危機の経営」 (2009年 講談社 畑村洋太郎 共著)
「サムスンの決定はなぜ世界一速いのか」 (2011年 角川書店)