インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 (学)常翔学園 大阪センター
◆講演日:2010年5月25日(火)19:00〜
 HONDAに根付く優れた経営姿勢と技術革新への情熱!

●小林 三郎(こばやし さぶろう)氏
一橋大学 非常勤講師、中央大学大学院戦略経営研究科 客員教授
本田技研工業(株) 経営企画部長(兼)経営企画室長

【テーマ】
ホンダ流“挑戦・独創・革新のすすめ”
〜本質的熟慮の実践〜

【要 旨】
戦後日本を代表する世界的企業として成長してきたホンダには、2人の創業者が中心となり築き上げた“挑戦・独創・革新”の文化がしっかりと根付いている。特に同社の創造性に大きく影響を与えている“ホンダウェイ”や、立場を超えて白熱した議論を展開する“ワイガヤ”は同社を理解するには必要不可欠である。当講演では、“ホンダ文化”の中で、エアバッグを日本で初めて商品化に結びつけ、同社経営企画部長等の要職も歴任した同氏より、ホンダの創造性の原点やそれを醸成する組織風土等について、実体験を通じて紹介いただくことにより、ホンダのDNAを明らかにしていく。

 
講師略歴 学歴
1968年 早稲田大学理工学部機械工学科卒(専門:自動車工学)
1970年 
カリフォルニア大学・バークレー校 Master of Science(修士専門:Biomechanics生体力学研究)

・職歴
1971年 : 本田技術研究所入社
1985年 : 本田技術研究所 / 主任研究員
1987年 : 日本初のエアバッグ量産・市販(エアバッグ研究 16 年)
1993年 : ホンダ・アメリカ研究所 / Vice President
1996年 : ホンダ・アメリカ研究所 / Senior Vice President
2000年 : 本田技研工業(株) / 経営企画部長(兼)経営企画室長
2005年 : 本田技術研究所 / 主席研究員
2005年 : ホンダ退職

スポーツカーを設計したくてホンダに入社したのに、安全研究室に配属。多くの反対の中で16年研究を続け、エアバッグを日本で初めて商品化
させた

・現職

中央大学大学院戦略経営研究科・客員教授
一橋大学大学院国際企業戦略研究科・非常勤講師
早稲田大学理工学部大学院・非常勤講師
早稲田大学環境総合研究センター・客員研究員/参与
講師からの一言

優秀な人も、金も無いホンダから、なぜ創造的技術が生まれるのか?ホンダの企業文化・土壌等を16年の研究の原体験を通じて語り、ホンダのDNAを明らかにする。

最近は企業・大学からの要請が多く、ワイガヤ(本質討議)、創造性、技術・商品の基本となるコンセプトの作り等を、社会にお返しする積りでお話している。講演を聞いて戴けるのは大変光栄で有り難く、仕事で苦しんでおくと後から楽しみが追いかけてくるのかもしれない。神様は公平である。

本田技研工業(株)ホームページ http://www.honda.co.jp/


●受講生の声(当日のアンケートより)

「本日の持ち帰りの言葉は「自分の考えの無い人に創造性はない」です。自分の仕事の価値は何か?改めて考えてみたいと思います。」(40代・情報サービス・営業・男性)

「プライドと“人生の目的”を大切にして、本質を考えることを忘れずに生きていこうと感じました。“人間の心”が分からない人に、“人々が求めるも の”は分からない、というお話が心に残りました。何事も“現場”を見て、自分の心で感じることを大事にしていきたいと思います。大変情熱的なお話をありがとうございました。」(30代・小売業・マーケティング・女性)

「難しい話かと思いましたが、とても楽しく聞かせて頂きました。また、元気をもらいました。研修担当として、考えさせることの大切さを改めて感じました。同じ研究に継続して取り組まれ、さらにエアバックの第1人者になられた話はジンときました。」( 30代・製薬会社・研修担当・女性)

「小林先生が話のベースにしていた自動車メーカーと異なる業界に属していますが、自分の会社にも応用できる部分が多いと感じました。自分の哲学をもって自己の業務が目的化していないか、常に“振り返り”したいと思いました。確かに何かを“感じた”講演でした。」( 40代・教育・事務職・女性) 

「これまで多くのセミナーに参加しましたが、こんなにすばらしいセミナーは初めてでした。人生を変えるくらいと言っても過言ではないくらいの事を学びました。本当にありがとうございました。」(30代・会社員・男性)

「今までお会いした事のないタイプの先生のお話でした。とても良かった。熱い想いを受けとめました。」(40代・会社員・女性)

「ホンダイズムに感動しました。小林先生、最高です。」(40代・スポーツ用品メーカー・男性)

「愛にあふれた、感動の講演でした。」(40代・通信・マーケティング・男性)