インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 (学)常翔学園 大阪センター
◆講演日:2010年6月11日(金)19:00〜
コーチとして出場した全オリンピックでメダル獲得!世界的指導者の人材育成に迫る!

●井村 雅代(いむら まさよ)氏
井村シンクロナイズドスイミングクラブ 代表

【テーマ】
心の才能を伸ばす人材育成〜愛があるなら叱りなさい〜

【要 旨】
10年間のシンクロナイズドスイミング選手を経て、1978年から日本代表コーチも務める同氏。シンクロがオリンピック種目になってからアテネオリンピックまで、6大会連続でメダル獲得を成し遂げ、立花美哉選手や武田美保選手をはじめ、多くのオリンピック選手を育ててきた。また北京オリンピックでは中国代表コーチを 務め、シンクロ種目で同国初となるメダル獲得にも貢献した。当講演では、「本物を、本気で」をポリシーに、「叱るときは、全員の前で筋を通す」「時には理屈抜きにやらせてみる」など、心の才能を伸ばしながら潜在能力を引き出す人材育成について、数々の実績と経験を有する同氏からその要諦を伝授いただく。

 

講師略歴 大阪府出身。天理大学体育学部卒業。元大阪市中学教諭。

10年間のシンクロナイズドスイミングの選手を経て、1974年よりコーチをはじめる。1978年から日本代表コーチも務め、1985年には井村シンクロクラブを設立。

北京オリンピックでは、代表コーチを努め中国シンクロ初のメダル獲得に導いた。アメリカ、カナダ、韓国、スペイン等の国にシンクロナイズドスイミングの講師として招かれている。
主なコーチ歴と成績 1978〜2003年 第3〜10回 世界選手権 コーチ
1979〜2002年 第1〜10回 FINAワールドカップ コーチ
1978年 第3回 世界選手権
 <ソロ畦崎康子3位、デュエット藤原・藤原2位、チーム2位>
1982年 第4回 世界選手権
 <ソロ元好三和子3位、デュエット藤原・阿部3位、チーム3位>
1984年 ロサンゼルスオリンピック コーチ
 <ソロ元好三和子3位、デュエット元好・木村3位>
1986年 第5回 世界選手権
 <チーム3位>
1988年 ソウルオリンピック 支援役員
1989年 第1回 ジュニア世界選手権 
 <ソロ奥野史子3位、デュエット3位、チーム3位>
1991年 第6回 世界選手権
 <チーム3位>
       第2回 ジュニア世界選手権 
 <ソロ立花美哉、デュエット、チーム優勝>
1992年 バルセロナオリンピック コーチ
 <ソロ奥野史子3位、デュエット3位>
1994年 第7回 世界選手権
 <ソロ奥野史子2位、奥野・立花2位、チーム3位>
       アジア大会
 <ソロ奥野史子優勝、デュエット奥野・立花優勝>
1996年 アトランタオリンピック ヘッドコーチ
 <チーム3位>
1998年 第8回 世界選手権
 <ソロ立花美哉3位、デュエット2位、チーム2位>
1998、2002年 アジア大会
 <ソロ立花美哉優勝、デュエット立花・武田優勝>
2000年 シドニーオリンピック ヘッドコーチ
 <デュエット立花・武田2位、チーム2位>
2001年 第9回 世界選手権
 <ソロ立花美哉3位、デュエット立花・武田優勝>
2002年 FINAワールドカップ
 <ソロ立花美哉2位、デュエット立花・武田2位>
2003年 第10回 世界選手権
 <デュエット立花・武田2位、チーム2位>
2004年 アテネオリンピック ヘッドコーチ
 <デュエット立花・武田2位、チーム2位>
2008年 北京オリンピック 中国チームヘッドコーチ
 <デュエット4位、チーム3位>
主な受賞歴 1984年 関西運動記者クラブ 「関西スポーツ賞特別賞」
1998年 世界選手権 「ベストルーティン賞」
2001年 大阪府教育委員会 「大阪スポーツ大賞」
2002年 朝日新聞社 「朝日スポーツ賞」
2004年 文部科学省 「スポーツ功労者 顕彰」
       大阪府知事 「賞詞」
       大阪府男女参画 「プリムラ賞」
2005年 関西運動記者クラブ 「関西スポーツ賞特別賞」
       デイリースポーツ 「ホワイトベアー賞特別賞」
       大阪狭山市 「市民栄誉賞」
       徳島県 「徳島県イメージアップ大賞」
2008年 中国オリンピック委員会 「オリンピック特別貢献奨」

1984年より文部大臣・功労賞を多数回受賞、大阪水泳協会・特別最優秀コーチ賞をはじめ各賞を受賞。その他にも、様々な賞を多数受賞。
著書

あなたが変わるまで、わたしはあきらめない(光文社)
人生の歩き方 2009年2-3月 (NHK知るを楽しむ/水)(日本放送出版協会)
愛があるなら叱りなさい (幻冬舎文庫)
女は女が強くする(草思社)

●受講生の声(当日のアンケートより)

「まっすぐに人間に向き合っている井村さんは素敵でした。テレビとは違う“熱さ”を感じられて、参加して良かったと思いました。」(30代・卸業・事務職・女性)

「コーチの目的は“選手を目的に向けて導くこと”であるということを教えられた講演でした。失敗しても自分を否定することなく、原因を振り返って、次につなげようと自分も励まされました。すばらしいお話しをありがとうございました。」(30代・小売業・マーケティング・女性)

「井村先生の熱っぽい話に、心が動かされました。“仕方がない”ということは言わないようにしたいと思います。昨日の林成之先生の講演にあった、否定後を使わないということにも重なります 。」(50代・サービス業・男性)

「コーチングにより、人を育てることの喜び、素晴らしさを熱く語っていただき、部下を抱える自分も少しでも先生に近づきたいと思いました。感動し、涙がこみ上がった講演は初めてでした。本当にありがとうございました。」(40代・通信・マーケティング・男性)

「エネルギーが会場に伝わる講演内容でした。しかり方のコツが参考になりました。最近の学生のコミュニケーション能力の低さに諦め気味でしたが、可能性を 潰さないようにしなくてはと思いました。」(30代・製薬会社・スタッフ・女性)

「今まで上手くいかない時は“仕方がない”と諦めていましたが、井村さんの話を聴いて、限界を自分で決めてはいけないと感じました。心の底から感動しました。」(50代・食品メーカー・総務・男性)

「世界で活躍されている井村さんの生の声を聞き、そしてテレビとのイメージと大きく違った井村さんを見れて感動しました。“叱る”ことは難しいことであると痛感しました。」(男性)

「なぜ日本チームが勝てたのか、中国がメダルを取れたのかが少し分かったような気がしました。ありがとうございました。」(40代・製造業・設計・男性)

「本気で相手の気持ちの中、心の中に入り込んで、相手の良い点を引き出す井村コーチの大きな力を感じ取りました。一言一言に強い“言霊”を頂きました。」(40代・情報サービス・営業職・男性)

「人間が好きになりました。自分を信じて可能性を拡大していきたいと思います。気持ちをリフレッシュすることができました。ありがとうございます。」(40代・介護職・管理者・男性)

「涙あり、笑いあり、楽しかったです。」(40代・IT・SE・女性)

「不屈のパワーを感じ、元気を貰えた気がします。参加させていただき良かったです。」(30代・女性)