インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 (学)常翔学園 大阪センター
◆講演日:2009年5月15日(金)19:00〜  
 日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか?

●藤井 清孝(ふじい きよたか)氏
ベタープレイス・ジャパン(株) 代表取締役社長
LVJグループ(株)(ルイ・ヴィトン・ジャパン)代表取締役社長

【テーマ】
グローバル・マインド
〜正解のない時代の処方箋〜

【要 旨】
ハーバード大学経営大学院(MBA)取得後に、ウォール街、シリコンバレーを経て、アメリカ、ドイツ、フランス企業の日本法人社長を歴任してきた同氏。日本という国を否応なく外から見てきた自身の経験をもとに、明らかな「正解」が存在しない現在の状況下で日本のとるべきグローバルな立ち位置を説く。


※終了後、「第22回 せんたん塾交流会』を開催しました。

(※)表記回数は撰壇塾開講以降の「せんたん塾交流会」の通算回数です。

講師略歴

1957年神戸市生まれ。81年東京大学法学部卒業。同年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。86年ハーバード大学経営大学院(MBA)卒業。同年ファースト・ボストン投資銀行ニューヨーク本社のM&A グループに勤務後、40歳でケイデンス・デザイン・システムズ日本法人社長就任。2000年SAP ジャパン代表取締役社長就任。2006年ルイ・ヴィトン・ジャパンカンパニーCEO、LVJ グループ代表取締役社長就任。2008年、現職に就任。

ベタープレイス社は2007年にベンチャー・キャピタルより 2億ドルの出資を受け米国カリフォルニア州に設立された、電気自動車用充電インフラ提供ビジネスの先駆者的企業。すでに欧州、米国、オーストラリア、イスラエルにて同社によるインフラ構築予定が発表されている。

90年代前半はM&A の専門家として、日米のTV や主要新聞、雑誌に数多く取り上げられる。フランスのビジネススクールINSEAD にて国際金融を講義(1986)。その他ハーバード大学、MIT、慶應大学、一橋大学、横浜国立大学、国際大学、学習院女子大学、エコノミスト・コンファレンス、外国人記者クラブ、グロービス、経済同友会での講演、講義の経験多数。

2009年 1月「グローバル・マインド」をダイヤモンド社より出版。
現在、フジテレビ日曜夜の情報番組「サキヨミ」に準レギュラー出演中。

神戸の灘高校出身。一男二女の父親。趣味はゴルフ、野球、旅行。

著書

グローバル・マインド 超一流の思考原理―日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか (ダイヤモンド社) 

ベタープレイス・ジャパン(株)ホームページ http://www.betterplace.com/japan/


●受講生の声(当日のアンケートより)

「グローバルと日本との比較分析が非常に参考になり、勉強になりました。視野を広くすることと、構想力を意識したいと感じています。」(20代・ スーパー・販売・男性)

「現場の強みをプラットフォーム化することで世界に通用する力を発揮できるというお話(ZAGATやミシュランVS大人の隠れ家 )の例はわかりやすく、目からうろこが落ちました。個々では良いものを持っているのに、社内、業界内、国内での過当競争で日本の良さが活かされないのは本当にもったいないことだと思います。日本の良さを保ちつつ、世界という舞台で通用するような力をつけることが私達をとりまく環境を良くしていくことになるのだということ、答えのないものに対して答えをつくっていくことになるのだということがわかりました。ありがとうございました 。」(30代・金融サービス・企画職・女性)

「本日のプログラムは大変おもしろかった。テクニック的な話しではなく、物事の考え方についての話を中心に、それもワールドワイドな大きさで話をされていた。これは日ごろの仕事の中ではなかなか聞けない!」(50代・ 電機メーカー・男性)

「“正解のない時代”という、まさにこれからの社会を生き抜いていく上で参考になるお話を聴かせて頂き、大変良かったです 。」(30代・人材紹介・営業職・ 男性)

「資料が充実していてわかりやすく、普段ならあまり積極的に聴こうとする話題ではなかったのですが、楽しく聴けました 。」(30代・ 小売サービス・社長・女性)

「世界の様々な企業・業種にて御活躍されている藤井氏の物事の本質を見る目に感嘆しました。目先を上げ、幅広い見識を持つ事が非常に重要だと感じました 。」(20代・ メーカー・男性)

「今回初めての参加でしたが非常に有意義なお話を聞くことが出来よかったです。」(20代・設計・開発・男性)