インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2008年6月26日(木) 19:00〜 
 生活者の価値観における最新の研究成果を詳説!

●嶋本 達嗣( しまもと たつし) 氏
(株)博報堂 生活総合研究所 所長

【テーマ】
転換を続ける日本人の価値観
〜手ごたえを求める消費が市場を変える〜


【要 旨】

マーケティングとコミュニケーションのプロ集団として名高い同社。生活者を俯瞰的な立場から観察・察知する同社生活総合研究所によると、バブル崩壊とその後の景気回復の陰で、合理化、効率化、金権化へと向かう厳しい環境が進み、生活者には不安と疑問がこれまで以上にあふれている。一方、経済面では、効率性や合理性が価値として取引されていた時代が去り、今後は手間暇や体得、知識の重みなどが価値として生産、消費される時代に変わろうとしている。当講演では、企業にとってのビジネスチャンス等についても触れていただきながら、「生活者の価値観の転換」について詳細を伺う。
 

講師略歴 1960年 東京都生まれ

1983年 東京工業大学 電気電子工学科卒業

同年  (株)博報堂入社/マーケティング・プランナー
     得意先企業の市場調査業務、商品開発業務、店舗開発業務を担当

1990年 博報堂生活総合研究所へ出向/研究員
      生活者の意識・行動の調査分析業務、生活者観測レポートの制作を担当

2000年 博報堂研究開発局/グループマネジャー
      次世代型のリサーチ技法及びマーケティング手法の開発を担当

2006年 博報堂生活総合研究所 所長就任
(株)博報堂
生活総合研究所
ホームページ


http://www.seikatsusoken.jp/

(株)博報堂
ホームページ

http://www.hakuhodo.co.jp/


●受講生の声(当日のアンケートより)

「大変興味深いお話をお伺いできました。私自身の日々の生活も、まさに“手ごたえ”を求める生活です。大なり小なり、自身の周囲を見直すこと、細かい欲求を満たすことが、新しいサービスを提案する材料になり得ると感じました」(30代・建築・CADオペレーター・女性)

「製薬業界に身を置いている為、消費者という考えも希薄であり、今回の講義にて理解が深まりました。業界を問わず消費者のニーズは変わらないことを認識しました」(30代・製薬メーカー・営業職・男性)

「日常、より便利な商品を世に送り出すことを目的としているので、生身の人間が持つ手ごたえ感という視点で見えていなかったことを認識することができました」(50代・電機メーカー・施設管財・男性)

「非常に面白かったです。価値観の変化を実感できたし、仕事に役立つヒントを沢山得られました」(30代・流通小売・スタッフ・女性)

「数字から見る消費者の変化を考えることの大事さを学べました。消費者の変化に合わせたサービスを常に考えていかないといけないと感じました」(30代・男性)

「一つ一つのお話にキーワードがあったのでわかりやすかったです。ありがとうございました」(20代・運輸・人事・女性)

「今日のセミナーこそ“手ごたえ”です!」(30代・プラント電機機械・技術職・女性)