インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2007年11月20日(火)  18:30〜  
 最高峰のサービスを誇るホテルの舞台裏に迫る!

●高野 登( たかの のぼる ) 氏
ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社 支社長

【テーマ】
リッツ・カールトンが大切にする、サービスを超える瞬間

【要 旨】

1983年にアトランタで誕生したザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーは、わずか20数年間で世界のホテル地図を塗り替え、日本のみならず世界でも、ホテルランキングで絶えずトップグループを保ち続けている。その秘訣の一つには、リッツ・カールトンの従業員が持つ「クレド(信条)」と呼ばれるカードがあり、そこには経営理念や哲学がすべて凝縮されている。しかし本当のホスピタリティの実現、つまりサービスを超える瞬間は、クレドの精神を全従業員が共有して初めて成し得るものであるという。当講演では“サービスを超える瞬間”を提供し続ける同ホテルの舞台裏に迫る。

講師略歴

1953年、長野県生まれ。

プリンスホテルスクール(現日本ホテルスクール)第一期卒業。

1974年渡米。NYホテルキタノ、NYスタットラーヒルトン、NYプラザホテル、LAボナベンチャーホテル、SFフェアモントホテルなどでの勤務を経て1990年にザ・リッツ・カールトン・サンフランシスコの開業に携わる。1992年に日本支社開設のため一時帰国。1993年にはホノルルオフィスを開設。翌94年、日本支社長として転勤。現在に至る。

リッツ・カールトンの日本における営業・マーケティング活動を行いながら、ザ・リッツ・カールトン大阪の開業準備に参画。

2007年3月のザ・リッツ・カールトン東京の開業後は、さらにポジショニングを強化すべく、積極的にブランディング活動に取り組む。

ザ・リッツ・カールトン・ホテル大阪ホームページ

http://www.ritz-carlton.co.jp/index.htm


●受講生の声(当日のアンケートより)

「リッツ・カールトンのホスピタリティーはサービス業ではない職種でも共通のものと感じましたし、それがしっかりしているから満足を得られていると思います。一緒に働く仲間に何がしてあげられるかを考えて、私も自分の仕事に励みたいと思いました。本日はありがとうございました」(30代・建築・事務職・女性)

「『感性』という言葉が非常に印象に残りました。また、それを受けとったり、磨いたり、発信したりすることが容易となる仕組みづくりに力を入れる事がさらに重要なこともわかりました」(30代・男性)

「『顧客満足』という言葉があちこちで聞かれる昨今ですが、リッツ・カールトンが提供されているサービスの本質を少し垣間見せていただくことで、本当にお客様に対して満足を届けようとされていることがよくわかりました」(30代・製造業・宣伝企画・女性)

「リッツ・カールトンの経営を支えているのは無限の可能性を秘めた”人”であり、人の成長、人の持続がリッツ・カールトンのDNAを進化・持続させるのだと感じました」(30代・建設業・事務職・男性)

「『ブランド力』は『人』によって作られるのだということを再認識しました」(20代・住宅・事務・女性)

「『社会に価値を生み出すブランドになる』という言葉がとても印象的でした。人を財産としていたわる考え方、育てる暖かい目線が大切だと感じました。貴重なお話をありがとうございました」(30代・小売流通・スタッフ・女性)

「社内では人事部門に所属していますが、本日のお話の中で、従業員に対して快適な職場づくりをするためのアドバイスを聞くことができました。とても参考になる貴重なお話をありがとうございました」(20代・電器メーカー・人事・女性)

「我社の上司、社長に聞かせたかったです。内容、話し方とも素晴らしかったです。リッツ・カールトンで働きたくなりました」(40代・サービス業・管理職・男性)

「企業と従業員、お取引先、お客様との関係、結びつき、自社では?と考えさせられるお話でした。本当にありがとうございました」(30代・流通・女性)

「日常の仕事の中で忘れておりました『感性』の大切さを思い出すことができました。ありがとうございます。『言葉にされないニーズ』をこれからも気にしていきたいと思います」(40代・住宅メーカー・カスタマーズサポート・男性)

「ためになりました!高野様、本日はありがとうございました。入場時の高野様の笑顔がとっても素敵でした。笑顔って大事ですね」(40代・旅行業・営業職・女性)

「華麗な業界と思っているホテルであっても、大切にしていることが人であり地道な努力であることを聞かされ、改めて人間としての基本を認識したような気がしました」(40代・製造業・法務・男性)

「ついお客様ばかりに目がいってしまいますが、一番大切なのは一緒に働いている仲間であり、そこが満足していないとお客様に提供することは難しいという話が印象的でした」(女性)