インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2007年11月1日(木) 18:30〜
 即断即決の経営とユニークな施策で社内を大改革!

●吉越 浩一郎( よしこし こういちろう) 氏
吉越事務所 代表 

【テーマ】
即断即決の経営〜意思決定の透明さが企業の元気を生む〜

【要 旨】

低迷していたトリンプを19年連続で増収増益の優良企業に変革させた同氏。毎日の早朝会議では案件1つの議題にかける時間は最長で2分、会議で決定した仕事は必ず締切を設定するなど、即断即決のスピード経営で会社を率いてきた。その他にも、私語も電話も一切禁止して仕事に集中する 1日2時間の「がんばるタイム」、残業禁止の徹底、課長以上への16日連続休暇義務など、効率とワークライフバランスを重視するユニークかつ斬新な制度で社員能力と志気の向上による業績アップにつなげた。当講演では同氏が実践してきたスピード経営の真髄とリーダーシップに迫る。

講師略歴

1947年千葉県生まれ。ドイツ・ハイデルブルク大学留学後、72年に上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。極東ドイツ農産物振興会、メリタジャパン、メリタカフェを経て83年にトリンプ・インターナショナル(香港)に入社、プロダクトマネージャー、リージョナル・マーケティングマネージャーを歴任。86年よりトリンプ・インターナショナル・ジャパン(株)のマーケティング本部長に転じる。87年代表取締役副社長、92年に代表取締役社長に就任し、2006年に退任。同社は毎日開催されるMS会議(早朝会議)での即断即決経営を武器に19年連続増収増益を達成。2004年には「平成の名経営者100人」(日本経済新聞社)の一人に選出された。

現、吉越事務所代表。「業務効率化などに関する企業向け講演活動」を行う。

公職 日本ショッピングセンター協会理事
所属団体 東京南ロータリークラブ
著書 「2分以内で仕事は決断しなさい」(かんき出版)
「革命社長」(日本実業出版社)


●受講生の声(当日のアンケートより)

「目からうろこという感じでした。これまでは、人より多くの時間働くことが良いことだと考えていました。これからは、営業時間終了までに仕事を終わらすよう、効率的に仕事をしたいと思います。ビジネス本数10冊読む以上の価値があったと思います」(20代・男性)

「仕事をゲームとし、楽しむこと、勝つ為にどうするか等、話される内容が分かりやすく、単純明快で良かったです。当たり前のことを当たり前にすることの大切さ、難しさを感じました」(30代・食品メーカー・営業職・男性)

「自分自身の人生をどう生きるのか、自分自身で責任を持って考えることで、仕事の仕方も変わってくるのだと思いました。ワーク・ライフ・バランスを大切にするということは、よりシビアに仕事と向き合うことだと感じました。明日から、仕事の仕方を変えます」(40代・女性)

「明快且つ論理的で共感できる部分がたくさんあり感銘致しました。落ちかけていたモチベーションを上向かせることができました。ありがとうございました」(女性)

「『仕事はデッドラインを区切る』『担当者に考えさせる』『あきらめずにやる』など、あたり前のことのようで大変難しい。しかし、これらを継続していくことが重要なのだと感じました」(40代・金融機関・営業・男性)

「働き過ぎの日本の社会に、よいアドバイスをたくさんしてくださったと思います。ムダを省くことは、本当にそのとおりだと思います。」(40代・メーカー・事務職・女性)

「お話の一つひとつに大いに共感、納得できる点が多く、非常にためになりました」(30代・衣料品メーカー・宣伝・女性)

「『情報の共有化→同じ情報をもてば必ず同じ判断に至る』という点が印象に残りました」(40代・住宅設備メーカー・男性)

「部下に対して『任せる』ことの重要性を知ることができました」(30代・SE・男性)

「限られた時間でしたが、非常にわかりやすく話をされていてよかったです。『がんばるタイム』『罰金制度』など、ユニークで参考になるお話でした。コミュニケーションと効率化は相反する問題だと思っていましたが、今回の話で、効率化してもコミュニケーションは円滑にできると思いました」(30代・食品メーカー・組合・男性)

「非常によい話を聞けたとしか言い様がありません。暗黙知をいうことを勉強しましたが、今日の話を聞いて、少しでも盗めるようにしたいと思いました」(30代・食品メーカー・事務職・男性)