●加護野 忠男(
かごの ただお)
神戸大学大学院経営学研究科 教授 |
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【テーマ】
企業経営と経営の精神
【要 旨】
企業の経営戦略は、言わば“企業の能力”と“環境のチャンス”のマッチングであり、その能力を創るための準備と、チャンスを見つけるための良い眼を養うことが必要であると語る同氏。そのためには戦略と戦術のそれぞれの思考の基軸を整理し、“問題解決”よりも“問題発掘”に対して能力と創造性を発揮することが重要だと指摘する。一方、最近の企業経営では、節度や倫理感、前向きに挑む企業家精神といった資質が失われつつあり、その背景には目先の利益に追われ小さなことを軽視するようになった合理主義があると警鐘を鳴らす。当例会では、優れた企業経営をするための方策と経営の精神について語っていただく。撰壇塾第1回講師。
※当例会終了後、フリーパス・メンバー限定の異業種交流会を開催致します。詳細は[フリーパス・メンバーの特典と特長]をご参照ください。 |
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略 歴 |
1947年 大阪府生まれ
1970年 神戸大学経営学部 卒業
1975年 神戸大学大学院博士課程 修了
1979年 神戸大学経営学部 助教授
ハーバード・ビジネス・スクール留学
(〜1980年)
1988年 神戸大学経営学部 教授・経営学博士
1999年 神戸大学大学院経営学科教授 |
専門分野 |
経営組織・経営戦略 |
研究テーマ |
日本の会社制度、経営戦略、経営組織についての総合的研究 |
主要著書 |
「1からの経営学」(共著:中央経済社)
「なぜあの人は『イキイキ』としているのか−働く仲間と考えた『モチベーション』『ストレス』の正体」(共著:プレジデント社)
「ビジネススクール流『知的武装講座』」(共著:プレジデント社)
「企業の戦略(現代経営学講座6)」(編著:八千代出版)
「ゼミナール経営学入門」(共著:日本経済新聞社)
「経営組織の環境適応」(白桃書房)
「日本企業の多角化戦略」(共著:日本経済新聞社)
(日本経済新聞社経済図書文化賞受賞)
「日米企業の経営比較」(共著:日本経済新聞社) (組織学会賞受賞)
「組織認識論」(千倉書房) 「企業のパラダイム変革」(講談社現代新書)
「日本の企業システム」(共著:有斐閣)
「リストラクチャリングと組織文化」(共著:白桃書房)
「日本型経営の叡知」(共著:PHP研究所)
「日本企業の適応力」(共著:日本経済新聞社)
「日本型経営の復権」(PHP研究所)
「競争優位のシステム−事業戦略の静かな革命」(PHP新書) |
神戸大学大学院
経営学研究科
ホームページ |
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