インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2005年7月12日(火)19:00〜
 
デザイン力と経営力で新たな世界を創造する

堀木 エリ子( ほりき えりこ)
竃x木エリ子&アソシエイツ代表取締役

【テーマ】
和紙の魅力を世界へ
 〜デザイナーとして、経営者として、和紙の未知なる可能性を        創造する〜

【要 旨】

高校卒業後、大手都市銀行を経て、和紙商品開発会社に経理担当として転職するが、機械漉きの大量生産に押され2年で閉鎖してしまう。しかし「職人による素晴らしい和紙文化を絶やしてはいけない!」と自らの起業を決意、現在は日本にとどまらずミラノ、ニューヨークなど世界各地で高く評価されている。「和紙を現代の生活に活かすには、昔の和紙のままではなく、時代に対応した性能を新しく加えていくべきで、そのためには新しい技術が必要」と語る。常に未知の領域に挑む同氏に、デザイナーとして、経営者として、“創造”し続けることの難しさと秘訣を聴く。 2003年ウーマン・オブ・ザ・イヤー受賞。活躍する女性としても名高い。
 

講師紹介 建築空間に生きる和紙造形の創造」をテーマに、2700×2100mmを基本サイズとしたオリジナル和紙を制作。和紙インテリアアートの企画・制作から施工までを手掛ける。

近年の作品は、「成田空港第一旅客ターミナル到着ロビー」「上海ウエスティンホテル」のアートワークの他、N.Y.カーネギーホールでの「YO-YO MAチェロコンサート」での舞台美術等。
 
略 歴 1962 京都生まれ

1987 SHIMUS設立

2000 株式会社堀木エリ子&アソシエイツ設立 
作品展(出品) 1990 フィンランド巡回和紙展(クオピオ文化博物館他)

1992 アビターレ・イル・テンポ・インテリア国際展覧会(イタリア/ヴェローナ)

1993「Japanisches Licht」展(ドイツ/フランクフルタ・メッセ)

1994「Autonoon Licht」展(オランダ/クンストハール美術館)

1996「Paper Road」展(デンマーク/ナショナルミュージアム)

1997「WEED」展(和歌山/県立近代美術館)

1998「柔らかなスクリーン」展(東京/東京デザインセンターガレリアホール)

1999「ヨーヨーマ・シルクロードプロジェクト」舞台美術(N・Y/カーネギーホール)

2000「ハノーバー博覧会日本館ランタンカー蛍」和紙制作(ドイツ/ハノーバー)

2001「JAPAN DESIGN nouvelle generation」展(フランス/パリ)

2003「Japo, tradicio i future」展(スペイン/バルセロナ)
    「和紙と光のアート」展(東京/NAISミュージアム)
受 賞 2001 日本建築美術工芸協会賞(社団法人日本建築美術工芸協会)

2002 インテリアプランニング 国土大臣賞
    (財団法人建築技術教育普及センター)

2003 日本現代藝術奨励賞(財団法人日本文化藝術財団)

2002 あけぼの賞(京都府)

2003 ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞2003
    (日経ホーム社出版「日経ウーマン」)

同年  女性起業家大賞(全国商工会議所女性会連合会)
著 書 和紙の光景-堀木エリ子とSHIMUSのインテリアワークス
(日経BP社)
竃x木エリ子&
アソシエイツ
ホームページ
http://www.eriko-horiki.com/index.htm


●受講生の声(当日のアンケートより)

「堀木さんのものづくりに対しての人間のあたたかさと可能性を強く感じました。」(30代・百貨店・女性)

「伝統的な和紙がきっちり建築材料としての商品になっている事に感動しました。私も技術者としてモノをつくる事の素晴らしさを再認識させていただきました。」(30代・電気メーカー研究職・男性)

「自分もあきらめない気持ちをたえず持っていれば、いろんな事が叶うかも知れないと思いました。明日から『出来ない』という選択は捨てようと思いました。」(30代・製造メーカー・女性)

「仕事をする意味について考えさせられるお話でした。新しい事に取り組む姿勢と、物の考え方、モチベーションを維持していく事に感銘を受けました。ありがとうございました。」(30代・流通・女性)

「強い達成意欲、日々変わり続ける意志、よくビジネス書で語られている成功人物像そのものであった。」(30代・建設業事務職・男性)

「堀木さんのクリエーターとしての力を見せてもらいました。目的がしっかりした人生に感動しました。」(40代・女性)

「考え方のベースに女性的な非常に長い視野をもって仕事に取り組んでいる姿勢があり、共鳴した。」(40代・流通・女性)

「和紙の奥深さと堀木氏の『常にできる前提で物事を進めていく』情熱に感銘しました。心が元気になるセミナーでした。」(50代・スポーツ用品メーカー・男性)