インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2005年1月19日(火)19:00〜
 ロボカップ優勝・人型ロボットが実演! 

石黒 浩(いしぐろ ひろし)
大阪大学大学院工学研究科 知能・機能創成工学専攻 教授
ATR知能ロボティクス研究所 第二研究室 客員室長

【テーマ】
次世代ロボットによる革命
〜人のパートナーになるロボットの開発〜


【要 旨】

2010年には3兆円規模にもなるといわれる「ロボット産業」。ロボットには、大規模災害のレスキューだけでなく、人とパートナーになるロボットの開発も進められている。日本を代表するロボット開発者石黒氏を迎え、最先端技術と今後の展望をお話いただく。また当日は、ロボカップジャパン2004で総合優勝を飾った、周囲360度を同時に見渡せる全方位センサー初搭載の二足歩行型ロボット「ヴィジオン」の実演も行われる。

二足歩行型ロボット
「ヴィジオン」の動画
が見られます

http://www.vstone.co.jp/top/vision.htm
講師略歴 1991年 大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程物理系専攻修了、博士号取得(工学博士(大阪大学))
1992年 大阪大学基礎工学部システム工学科 助手
1994年 京都大学大学院工学研究科情報工学専攻 助教授
1998年 京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻 助教授
2002年 大阪大学大学院工学研究科知能 機能創成工学専攻 教授(現職)
株式会社国際電気通信基礎技術研究所 知能ロボティクス研究所 第二研究室 客員室長(現職)
 
専門分野 全方位視覚センサ群を用いた視覚認識情報基盤の基礎および応用研究
人間と相互作用可能な自律ロボットによるコミュニケーション支援情報基盤の基礎研究     ・
各種委員会等活動 2004年4月 日本ロボット学会 評議員
2003年12月 和歌山県経済活性化委員会委員
2003年1月 関西経済連合会次世代ロボット研究会委員
2003年1月 大阪市ロボット研究会委員
2002年9月 総務省ネットワークロボット研究会委員
受賞

2001年及び2004年 国際電気通信基礎技術研究所(ATRI)創立記念日表彰受賞
2001年 日本ロボット学会論文賞
2000年(株)Vstone・取締役総理事
(産学共同を目指したベンチャ企業の創設))

ロボカップ
(2005年は大阪で世界大会開催!)
http://www.robocup2005.jp/robocup/index.html
 

●受講生の声(当日のアンケートより)

「最先端のテーマの研究者の取組みの課題・悩み等がよくわかるいい内容であった。」(40代・鉄鋼・男性)

「ロボットの実演が面白かった。これまでの私が思っていたロボットの考え方と少し違う視点で興味深かった。」(40代・製造・女性)

「現在のロボットをとりまく状況がよくわかりました。」(男性)

「わかりやすく講演いただきました。メカニックな難しいお話のみならず、心理認知科学等、現場でより活用できる為の研究をなさっている事を知る事ができました。」(男性)

「ロボット工学の最先端を聞かせていただき、その研究の広がりに驚いた。メディアとしてのロボットの存在というのは今まで考えた事がなく、新鮮であった。(50代・コンサルタント・男性)

「今後のロボットの人間社会とのかかわり方について期待したいと思いました。」(40代・小売業・女性)