インテリジェントアレー撰壇塾
講演時間 会場 宝塚造形芸術大学 梅田キャンパス
◆講演日:2004年11月2日(火)19:00〜
 ゴーンの右腕 マーケティングのプロフェッショナル  

●星野 朝子(ほしの あさこ)
日産自動車碍P(ヴァイス・プレジデント)市場情報室長

【テーマ】
私のマーケティング論〜市場と自分をリサーチする〜

【要 旨】

2002年、日産自動車ゴーン社長の熱烈ラブコールを受け、VPに就任した。このクラスに女性が就任するのは自動車メーカーでは異例。主に市場情報からの戦略構築サポートを担当し、ゴーン改革の一躍を担う。同氏は米国ノースウエスタン大学ケロッグ経営学大学院にてマーケティングを学びMBAを取得した。これまで経験を基にした「私のマーケティング論」と題して語っていただく。

講師略歴 1960年 6月生まれ。

1983年 慶応義塾大学 経済学部卒業。計量経済学専攻
1983年〜1986年 日本債券信用銀行(株)入行。国際金融部勤務
1986年 ノースウエスタン大学ケロッグ経営学大学院入学。マーケティング、マネージメント、ファイナンスを専攻
1988年 ノースウエスタン大学ケロッグ経営学大学院修士課程終了(MBA取得)
1989年 (株)社会調査研究所 主任研究員として契約。
2001年 (株)インテージ(旧 社会調査研究所) 役員理事 Chief Marketing Officer
立命館大学 経営学部 非常勤講師
2002年 日産自動車(株)VP 市場情報室 室長
日本マーケティング協会マーケティングサイエンス研究会コーディネーター
早稲田大学 理工学部 非常勤講師 現在に至る
論文・学会発表  「新製品の普及を予測するディフージョンモデル」マーケティング・リサーチャーNo.55、 (社)マーケティングリサーチ協会
「新製品需要予測―コンジョイントモデルの活用」マーケティング・リサーチャーNo.58、 (社)マーケティングリサーチ協会
「アンコンシャスクラスタリング法 -Unconscious Clustering Method- 」マーケティング・リサーチャーNo.63、 (社)マーケティングリサーチ協会
「使う立場から見た多変量解析―広報・宣伝活動における課題」マーケティング・リサーチャーNo.68、(社)マーケティングリサーチ協会
[解説 コンジョイント分析]シャーナル「品質」品質学会
「感性によるブランドポジショニング分析 −Unconscious Clustering Method −」1994年度ファジー学会
「ブランドスイッチを予知するためのブランドロイヤルティ分析 ABS法」マーケティングジャーナル 60 Vol.15 No.4、 (社)マーケティング協会
「ブランド拡張戦略とマーケティングリサーチ」マーケティング・リサーチャーNo.79、 (社)マーケティングリサーチ協会
「Applications of Data Mining to the Marketing Research Analysis」文部省統計数理研究所シンポジウム 「データ科学におけるデータマイニングと知識発見」
「商品間の代替性を考慮した品揃え最適化モデル」 マーケティングジャーナル 74 (第19巻2号) (社)マーケティング協会
執筆担当著書 「最新ブランド・マネジメント体系:理論から広告戦略まで」(1997)日経広告研究所、 日本経済新聞社
「市場調査ベーシック」 (1998)みき書房
「金融マーケティング」 (2000) 朝倉書店
日産自動車 http://www.nissan.co.jp/
 

●受講生の声(当日のアンケートより)

「本当に生き生きと実際の体験等も交えてお話しいただき、非常に勉強になりました。」(20代・広告・女性)

「日産の強さは選択と集中にあることはよく報道されていたが、仮説と検証に基づくマーケティングにある事もよく理解できた。」(30代・建設・男性)

「マーケティングを全く知らない私が退屈せず、くいいるように話を聞けました。」(20代・サービス・男性)

「客観的な視点での内容がよかった。」(20代・経済団体・女性)

「やはり実務で素晴らしい専門性を持ち、核を持たれて活躍されておられる方の話は素晴らしい。マーケティングだけでなく色々な所に普遍化できるお話でした。」(50代・教育・男性)

「女性ということなのか、ご本人の人柄か、なごんだ感じのセミナーになって良かったと思います。」(20代・女性)

「マーケティングの法則の説明が大変参考になった。リサーチの基本について再認識した。」(50代・電機・男性)

「今の自分に必要な考えの道筋、今の仕事と将来の自分のビジョンへのヒントが落ちているなと感じました。」(20代・百貨店営業・男性)

具体的な事例と実ビジネスで実践している内容で、ユーモアもあり、大変楽しく且つよく理解できた。」(30代・通信・男性)